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カートが空です

記事: プロダクトストーリー

プロダクトストーリー

ー TaGの第一弾の商品は、外で使えるキッチンテーブルということですが、このプロダクトはどのような経緯で生まれたのでしょうか。

 

T

実はキャンプを楽しむようになってから、テーブルについてはずっと探していたんですが、デザインが気にいっていても、重量があったり、扱いに気を使いそうだなと思うとなかなか購入までに至れなくて。

自宅が業務用キッチンを使っていることもあり、ガシガシと傷や汚れを気にせずに使える業務用キッチンのようだけど軽くて持ち運びがしやすいテーブルがあったらいいなとずっと考えていました。

 

 

休日には愛犬との散歩も兼ねてハイキングや、広い公園などで歩き回ることが多く、昼食を食べる時には、Helinoxのタクティカルテーブルとタクティカルチェアを持ち出して愛用していました。コンパクトで軽量、強度的にも申し分ないのですが、キャンプや家の屋上で料理するという面においては少し物足りなさを感じていて。

そこから脚のみを利用して、Helinoxのテーブルの機能をアップデートできるテーブルトップをつくろうという考えに至りました。

 

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ピクニックやハイキングなど、荷物をできるだけコンパクトにまとめたいときには、チェアとテーブルをそのままリュックに入れて持って行き、屋上での食事やキャンプで料理を楽しむときには、今回のテーブルトップと脚を持っていく、というような使い方をしていますね。

 

ー なるほど。既存のテーブルトップも活用しながら、トップを変えることで、いろんなシーンに対応できるというのはとても良いですね。このテーブルについて、こだわったポイントなど教えてください。

 

T

まずは前回の対談でもお伝えしたように「長く使える」という点で、メンテナンスがしやすくがしがしと使えるように、天板にはサビにくく、耐熱性と強度に優れたステンレス[SUS304]を採用しました。

表面は傷がついてもあまり気にならないような仕上げにし、できるだけ重量をおさえたかったので、フレームにはアルミを採用しました。

「多機能」という点では、テーブルを繋げることでソロからファミリーまで対応できるようになっていること、またテーブルのスペースを広く使えるという点にもこだわりました。

コンロを使用している時には、コンロカバーを付属のワイヤーハンガーに引っ掛けてシェルフとして活用でき、コンロを使っていない時には、五徳をハンガーに吊り下げることで、バーナーの上からカバーをかぶせることができますので、テーブル面を効率的に使えます。

他にも、snowpeakのフラットバーナー、ワイヤーバスケット、TTAユニットフレームやランタンハンガーなど、より快適に料理を楽しめるよう機能的なアイテムを接続できるようにしています。

 

 

収納バッグからテーブルを出したり入れたりする際や移動中に、コンロのカバーが外れないよう、ワイヤーハンガーを裏面に収める際コンロのカバーにロックがかるように設計しました。コンロを使用しないときには、ワイヤーハンガーを裏面に設置したままにしておけばカバーが外れることなく、一枚板のテーブルとして使えるようになっています。

 

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自宅のキッチン収納には、今回開発したキッチンテーブルにも設置できるワイヤーバスケットを使用していて、そこには鍋や器を入れているのですが、バスケットに収まるフライパンや鍋、器についてはそのままスムーズにキャンプへ持っていけるようにしています。

フライパンと鍋や調理器具は長く使えるものを選んでいるので、キャンプだけではなく自宅でも愛用しています。

キャンプでの食事後は、ワイヤーバスケットに洗い物をガサッと入れてそのまま炊事場で洗って乾かしておけるので、とても便利です。

 

 

H

普段使い慣れている自宅のキッチン以外の場所で調理するのって、どこに何があるか分からないしで大変だと思うんです。料理をする時って特に使う道具や作業工程が多くて、火も使うので慣れていないと慌てたりして。どんどん机の上に物が散乱していったり。私自身も、キャンプを初めてすぐの頃には、どこに何があるのかわからず、あれがないこれがないって、料理を楽しめた記憶がありません。

キャンプって自分の好きな場所や綺麗な景色のなかで、何を食べるか考えることも楽しみ方の一つだと思っていて。調理する時間も食べる時間と同じように両方楽しみたいと思っています。

そういった経緯もあり、できるだけ自宅のキッチンと同じように、どこに何があるかわかってそれがすぐに手に届くような、使い勝手の良いキッチンテーブルを目指しました。

余裕ができることで料理をする時間も楽しめますし、収納力があることでテーブルの上が整い、洗い物や片付けまで一連の流れをスムーズにこなせることが、とても気持ち良いと感じます。

 

ー まさに、業務用キッチンのようなテーブルということですね。ガシガシ使えて使い勝手が良いから自宅のキッチンと同じように料理する時間も楽しめると。タフなのに軽いという点はとても嬉しいポイントでした。

 

T

ありがとうございます。このプロダクトの試作が出来てから、家の屋上や公園、山や川へ行き、とにかくいろんな場所で使ってみたんですが、軽くてタフな素材なので、気負わずにいろんな場所へ持っていきたくなるんですよね。

キャンプでの使用はもちろんですが、休みの日の朝、テーブルと椅子に座って外の景色を眺めながらのんびりとコーヒーを淹れるだけでも気持ちが良くて。屋上でテーブルを繋げて両親や友人を招いてBBQしたり、暑い日には愛犬と川に浸かりながらご飯食べたりと。日常の延長線上での楽しみ方も増えました。

場所と人が変わるほどに楽しみ方があるので、これからもいろんな遊び方ができそうだなあと感じています。

 

ー 「Scenery table」とは、そういった体験からできた言葉なんですね。テーブルの遊び方についても今後お話を伺えたら嬉しいです。本日はありがとうございました!

 

H

プロダクトの遊び方はJOURNALの記事でも紹介していきたいと思っていますので、どうぞお楽しみに! ありがとうございました。